ビットコインキャッシュのハードフォークが2017年11月14日に完了しました。
今回のハードフォークの内容としては
マイニング難易度調整アルゴリズムをEDAからDAAに変更する
といった内容です。
今回のハードフォークにより安定したマイニング(採掘)がしやすくなり、難易度調整の際に発生していた一時的な送金詰まりなどが解消される見込みです。
目次
EDAとは?
ビットコインキャッシュがこれまで採用していたアルゴリズムEDA。
EDAとは「Emergency Difficulty Adjustment」の略で、直訳すると「緊急の難しさの調整」です。
多くのマイナーが増えマイニング速度が上がると、難易度調整が行われて難易度が上がり、逆にマイナーが少なくなり採掘速度が下がると難易度が下がる仕組みです。
これにより難易度調整が行われて難易度が上がった直後は、マイナー離れを起こし送金詰まりが発生する要因となっていました。
DAAとは?
ビットコインキャッシュが今回のハードフォークにより採用したアルゴリズムDAA。
DAAとは「Difficulty Adjustment Algorithms」の略で、直訳すると「難易度調整アルゴリズム」です。
BCHの開発を行っているアモリ・セシェという肩が開発したD601というアルゴリズムを基に開発されたアルゴリズムになります。
これにより難易度調整がスムーズに行えるようになり、ハッシュレートが安定し今まで難易度調整の度に発生していた送金詰まりが解消されるようになります。
ビットコインキャッシュの今後
もともと
- 1ブロックのサイズが8MB(ビットコインは1MB)
- リプレイアタックに強い
などビットコインよりも優れている点もあり、さらに今回のハードフォークにより送金の安定性が確保されましたので、今後ビットコインの座に一番近いアルトコインとしての地位を確立したのではないかと思います。
ビッグブロックの性能を活かして、ビットコインが苦手とする分野での活躍を期待できるのではないかと思います。